紅緒の場合
(2004/1/16付日記に加筆修正)
スーパードルフィーというお人形を知ったのは、多分学生の頃だったと思います。2001年くらい?
ネットで見かけた第一印象は「きれいな人形だなーでも高ぇよ!無理だよ!」でした。
1体5万円からする人形というのは自分には縁はないものという認識でした。
2002年春〜夏頃、働き出して自分の自由にできるお金がちょっと増えてきて、第一次SD欲しい期に突入。初めての寸志を突っ込んで買ってしまおうかという衝動に駆られたりもしました(しかし思えばこの時ショウルームも天すみも行ったことなかったような…実物見たことないのに買おうとしてたのか?)
その後も何度か欲しい期に突入しては、いやでも値段が…と思いとどまる、を繰り返していたわけですが、去年の夏に転機が訪れました。
人形を持つという習慣がなく、たかが人形に1万円も出せるか!だった認識が、ブライスを1体買ってからは見事に変わりまして、あれよあれよという間に増えました。増えまくりました。可動素体や27cmサイズの服を買うためにボークスSRへ行く回数も増えました。
そこでSD熱再発。
いーなーかわいいなーきれいだなーと眺めているうちに、いつの間にやらわたしはスタンダードSD\54800を「高い」と感じなくなっていたのでした。
高くないっつったって限定、ワンオフモデルやフルチョイスに比べれば。というレベルであって、普通に考えたら(量産品の)人形に5万出すのはアホのやることだよ……。まあ、もともと趣味にはあるだけの金をかける性質なので、人形が趣味になった今となっては当然の変化といえなくもないんですが。人間の意識の変化というのは恐ろしいものです。
自分がドールに金かけるのにあまり躊躇しなくなったことに加えて、身近でMSDお迎えラッシュが起こったこと、SD大所帯オーナーさんが素敵っ子さんをいろいろ連れてきたこと、等に背中を蹴飛ばされて、『とりあえずフルチョイスで思い切り好みの子をひとりだけ。目処はMacのローンが終わる2004夏頃』という方針を出したのが2003年の暮れ。半年悩んでどんな子にするか決めるつもりでした。
しかし、もうひとつ迷いに迷った選択肢が「スタンダードのの」でした。多分どこかのサイトでののを見て一目ぼれしたのがSD欲しい病の根源なんで、初恋のひとなんですな(笑)。
その後もSRや天すみでカスタムっ子を見たり、Webで写真を見たりして、いろいろ惹かれる子はいるけど結局一番好きな顔はのののアニメ顔なんだな…とつくづく感じたので、フルチョするにしてもヘッドはののヘッドしかない。と。
しかしスタンダードで買える子のヘッドをわざわざフルチョイスする意味はあるのか?とか、値段の差を考えるとなーとか、色々考えるところはあったわけですさすがに。2万円から違いますんでねー。
まあでもフルチョ限定カラーのアイとウィッグで美白でスレンダー手足で!とか考えていたわけです。
ところでわたし、2004年の1月に引越しをしました。
新しい住処はSRが徒歩圏内でした。
ついつい行ってしまいました。
の、ののだらけ……!!orz
グラスアイはネットでも買える。じゃあスタンダードののでいいんでないかい?と、うっかり在庫をその場で買いそうになりましたがとりあえず今日は!と思ってその日は帰宅。
しかし、次の日銀座の天使のすみかに行ってしまったあたりが飛んで火に入るっつーかもう自ら罠にかかりに行ったとしか思えません。我慢する気ないだろうと。
一応、銀座店のドアを開けたときは、まだフルチョとスタンダードとどっちにするか迷いに来ただけのつもりだったんですが、店内見てる間に何故か「わかりましたよ買いますよ!」と逆ギレ気味の宣言をしてしまい。
箱出して見せてもらってピンとこなかったらやめるから!と思ったのに、布団よせた途端にがっつり目が合い、あまつさえまたも在庫はラスイチ(ノД`)そうか、うちに来たいか……
そしてお店を出るわたしの肩にはどでかい紙袋がかかっていたわけです。
こんな感じで紅緒はうちの子になったのでありました。